革靴嫌いの皆さんこんにちは。
元靴磨き職人のサイデスンです。
早速だけど、デモデモン。なんで革靴が嫌いなの?
そんなのいくらでもありますよ。
高いし、固くて痛いし、どこで買えばいいかわからないし、どうやってメンテすればいいか・・・
そう、革靴を嫌いな理由を考えたり、聞かれたりすると、革靴への負の感情やトラウマなどが浮かび上がってきます。でもそんな状態では、革靴を好きになるどころか、不快なままで革靴を履き続ける、もしくは革靴を拒否し続ける人生に。
革靴を一生履かなくてもいい人生ならばいいですが、洋服という文化が根付いている社会の中で、そうはいかない、履かなきゃいけない人も大勢います。
そこでこの記事では、
「先入観」をキーワードに、革靴嫌いな人が、休日に革靴を履きたくなるにはどうすればいいのか、に向かって話を進めていきます。
この記事ではわかること
この記事でわかること。
・革靴嫌いな人が抱える3つの先入観とは?
・革靴を嫌いな理由を先入観として捉え直すとは?
このブログは、
「革靴嫌いなデモデモン」が「休日に革靴を履きたくなる!」をゴールに、
元靴磨き職人サイデスンと二人でお送りします。
革靴嫌いの3つの先入観その①「ハードルが高い」
革靴って何をするにしてもハードルが高いですよー
例えば?
まず値段はスニーカーやサンダルに比べて高いでしょ
それからサイズもメーカーによってバラバラだし、どこで買えばいいのか、どんな靴を買えばいいのか、選ぶことが多すぎて、なかなか手が出せませんよ。
でもそれって、ちゃんと調べてみた?
え?
どの理由もちゃんと調べれば分かることばかりだよね。ただ、それは革靴が好きな人からすれば自然に調べだろうけど、革靴嫌いの人からすると、調べるのに手間を感じてしまうかもしれないね。
そうなんですよ。スマホで簡単に調べられるとは思うんですけど、それすらめんどくさいって思っちゃうんですよね。
だったら、革靴嫌いの立場から、革靴のことを紹介する必要があると思うんだ。
「革靴 オススメ」なんて調べてみても、革靴が好きな人がウンチクや革質がいいやら、コスパがいいやらで、革靴嫌いなのに履かなきゃいけない僕らのこと分かってないんですよ!
だからこそ、このサイトを立ち上げたんだ。今までの革靴が好きな人が興味ある人に向けた情報ではなく、革靴嫌いな人に向けた情報を発信していくよ。ここで聞いた話を積み上げていけば、いつの間にか高いと思っていた革靴へのハードルが、低く見えてくるはず。
でも、革靴嫌いの僕を変えるのは相当大変ですよ。しっかり見届けさせてもらいます!
革靴嫌先入観その①「ハードルが高い」
→革靴嫌いな人のための情報が無いから。
革靴嫌いの3つの先入観その②「正しい靴は店員さんが選んでくれる」
え、これは嘘でしょ。だって店員さんがちゃんとフィッティングして、僕に合った靴を選んでくれるんじゃないんですか。
じゃあ聞いてみるけど、こんな言葉をかけられたことはない?
お客さん「ちょっときつめですかね」
店員さん「本革ですから、履いていくうちに伸びてフィットしていきますよ」
ありますあります!でもなんか違和感があって買った靴は、結局履かなくなったりするんですよね。
また、サイズ選びに迷って、何度もいくつものサイズを店員さんに出してもらって、靴の箱が何個も広がるぐらい丁寧にフィッティングしてもらったとする。
そしたら、ちょっとぐらいしっくりこない気がしても、
「なんだかこんなに時間をかけてもらって悪いな」
「もうこれでいいかな。店員さんも大丈夫って言ってくれたし」
となって買ってしまった経験はないだろうか。
残念ながら、どれだけ専門知識を持った店員さんであっても、あなたにとって正しい靴を選んでくれるとは限らない。かといって、店員さんが悪いわけでもない。
なんでですか。仕事なのに、ちゃんと合った靴を選んでくださいよ!
そう、仕事だから。店員さんにとっての最終目的は「売ること」なんだよ。
もちろん、売るためにあなたに合った靴を提案してはくれるはずだが、
1番最後に自分の足に合っているのかを判断するのは店員さんじゃない。
そこを勘違いして、店員さんが大丈夫そうですと言ったから。
店員さんが似合ってますと言ってくれたからと、店員さんに責任をなすりつけてはいけない。
革靴嫌先入観その②「正しい靴は店員さんが選んでくれる」
→正しい靴を選ぶ最後の判断は自分自身。
革靴嫌いの3つの先入観その③「革靴は痛い」
これは間違い無いですよ。
どうしてそう思うの?
だって、僕が革靴を嫌いになった一番の理由だからですよ。革靴ってどうしてこんなに履きづらいんですか。これだけテクノロジーが進化してる中で、スーツに革靴って時代遅れにも程がありますよ。
そうだね、事実革靴が痛いと嘆く人は多いようだね。
・Twitterの「革靴 嫌い」のツイート集計グラフ
でしょ。ほら、革靴は痛いが先入観だなんて、嘘っぱちですよ。
いやそんなことはないよ。
どういうことか聞かせてもらおうじゃありませんか。
例えば君が革靴を買うときに決め手になる要素ってどんなものがある?
まずはデザインですね、スーツだろうとオフの日だろうと、やっぱカッコ悪いデザインの靴は嫌です。それから履き心地とか、最初の値段とかで決めますかね。
そう。多くの人が、その靴を履いてみるかを決めるきっかけはデザイン。好みの形じゃなければ、まず持って手に取ることすら叶わない。だから、革靴は痛い という刷り込みから抜け出せないとも知らずに。
革靴嫌先入観その③「革靴は痛い」
→革靴をデザインで選び始めるから、痛い靴しか選べない
先入観とはヘッドホン なぜ先入観を知る必要があるの?
さて、ここまで3つの先入観について見てきたわけだが、何か違和感を感じることはない?
それは最初っから感じてました。どうして革靴嫌いな理由じゃなくて、先入観なんだろうって。
<革靴嫌いの3つの先入観>
①「ハードルが高い」
②「正しい靴は店員さんが選んでくれる」
③「革靴は痛い」
これはどれも先入観とも理由とも言える。つまりは、君自身が革靴嫌いな自分の気持ちを、どう捉えるか次第ってこと。言葉の意味ではなく、イメージで伝えるよ。
「理由」は、その人の経験や知識によって、最もらしく聞こえる。その人の頭の中にあるイメージ。
対して「先入観」は、頭の中にある「理由」と違って、ヘッドホンをつけているようなイメージ。
例えば最初に挙げた革靴嫌いの先入観①「革靴はハードルが高い」について。
これを理由で考えると、
「革靴は値段が高いし、間違ったサイズ選びもあるし、メンテナンスもめんどくさそうだな」
なるほど自分でも納得するような、もっともらしい論理が出来上がってしまう。
逆にこれを先入観として考えると、
「革靴はハードルが高いっていうけど、本当かな?」
「何がそんなに障害になっているんだろう」
「何かいい解決策はないのかな」
なんて、思うことができる。
理由として捉えれば、
先入観として捉えれば、
「理由」ではなく、「先入観」と捉えるわけ
→先入観はヘッドホン。取り外し可能だというイメージを持つことが大切。
まとめ
“過去のトラウマは存在しない“
「嫌われる勇気」 岸見一郎 古賀史健 著
アドラー心理学では、トラウマを明確に否定しています。
革靴が痛くてひどい思いをした。
何万円もする革靴を買ったのに、足に合わなくて無駄になった。
今までに革靴の経験で、革靴を嫌いになってしまったかもしれません。
でも、それは過去のこと。
革靴を嫌いになる理由ではなく、先入観として捉え方を切り替えて、今を見つめ直しましょう。
え、まとめ?どうすればその先入観を取り除けるのか教えてよ!?
もちろん、今後の更新で3つの先入観をどう取り除いていけばいいかは教えていくよ。ただ、それにはまず、多くの革靴嫌いの人が、革靴を嫌いなのは、ただの先入観なんだよとイメージする必要がある。だから今回はここまで。
先入観というヘッドホンを外して初めて、人の意見に耳を傾けることができるようになるってことですね。
そういうこと。まとめると、
次回からこの3つの先入観をさらに分解して、取り除く方法を説明していくよ
よろしくお願いします。
雑記
ヘッドホンで思い出すのは、ポタプロ。
高校生の時買ったウォークマン。今ではワイヤレスが主流ですが、その時はまだまだ有線。
親からもらったお小遣いで、ポタプロを買ったのが懐かしいです。
今はスマホで、ワイヤレスイヤホンと、ありきたりな選択。
久しぶりに集中して音楽を聴いてみようかな。
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