ドラマや映画を見て、
かっこいい生き方をしてる人を見て、
本を読んで、やる気にさせられることってありますよね。
「より明日から早起きしよう」
「今日から毎日勉強するぞ!」
そうやって意志の力で、何かを続けようと思ったことはありますか?
残念ながらそれで変われる人はほとんどいません。
僕もその一人。
早起きしたほうがいい。
机の上はいつも片付けていたほうがいい。
本で学んだ◯◯思考でいつも考える…
身につけたいと思った習慣はいくつもありますが、そのうち身についたものはと言えば??
もしかすると一個も無いかもしれません。
そんな僕らにメンタリストのDaiGoさんはこう言います。
「習慣化に必要なのは意志ではなくテクニック」だと。
今回はメンタリストのDaiGoさんが、
数多くの参考文献を元に、「エビデンスに基づいた習慣化のテクニック集」である
「短期間でよい習慣が身につき、人生が思い通りになる!超習慣術」のブックレビューをしていきます。
この本がオススメな人は「習慣化したいことが明確に決まっている人」
逆に、なんとなーく生活習慣を変えたい、
ダメな自分をなんとかしたいとか、
漠然とした考えの人には、
「習慣とは何か、なぜ習慣を身につけることが良いことなのか?」
こうした疑問に答えてくれる別の本がオススメです。
この本は247ページと、それほど分厚い本ではありませんが、
載ってる習慣化のテクニックは50個もあります。
そしてそれらは、DaiGoさんの主観によるアイデア集ではなく、
58もの参考文献・論文によって、根拠となる研究結果が出ているものなので、
ただの意見の人よりかは説得力があります。
50のテクニックの中で、特に僕が気になったのはこの3つ。
①20秒ルール
<20秒ルール>
「短期間でよい習慣が身につき、人生が思い通りになる!超習慣術」 DaiGo著
「やりたいと思っている習慣を、ふだんの状況より20秒はやくできるようにする」こと
例えば、朝ジムに行きたい場合は、
起きてから準備をするのではなく、寝る前から準備をしておく。
さらには、ジムウェアを着て寝てしまうなど。
20秒というの目安で、少しでも新しい習慣行動をやりやすいように
繰り返し手間を省いていこと。
②If thenプランニング
<If thenプランニング>
「短期間でよい習慣が身につき、人生が思い通りになる!超習慣術」 DaiGo著
「Aが起きたらBをする」「Aの状況に陥ったらBをする」というように、
習慣化したい行動のタイミングをあらかじめ決めておく方法
筋トレをする、ランニングをする、読書をするといった習慣目標では、
脳が反応できないそうです。
なぜなら、いつどこでどういう状況でやればいいのかわからないから。
それを脳が一番理解しやすい形に、例えば
・夜ご飯を食べたら、スクワットを30回する
・トイレに行ったら、キンドルで読みかけの本を読む
・食べ終わった食器は、すぐにキッチンへ片付ける
など、タイミングと行動をセットにすることで、初めは意識的に行わなければいけないことも、
だんだんと無意識に自動で行えるようになってくるそうです。
確かに「習慣化」=「自動化」ってしっくりくるなー
③パブリック・コミットメント
<パブリックコミットメント>
「短期間でよい習慣が身につき、人生が思い通りになる!超習慣術」 DaiGo著
「自分はこういう目標を立てています」と宣言したほうが目標の達成率は高まる(略)
ゴールを宣言するだけでなく、「定期的に達成状況を報告していくこと」をセットで考える
宣言をする人はたまに見かけますが、
宣言だけだと、言ったことによってやった気になって満足してしまい、
そこで満足してしまうそう。
自己啓発本も読んで、成長した気になってという点では同じかも
そこで、やると宣言した習慣に対しての途中経過も報告していくことが大事だそう。
学んだことの中で何を実践する?
さらに僕はここから3つを実践しようと思います。
【今の習慣化を洗い出す】
→if thenプランニングで習慣化したいことを繋げるトリガーにするため。
→意識、無意識含めて自分の習慣を視認化するため。
【これから習慣化したいことを洗い出す】
→習慣が大事だと漠然と思ってはいるけど、
じゃあ実際に何を習慣化すれば自分にとっては良いのか、ちゃんと考えてみたことが無かった。
学んだテクニックを使うためにも、現時点の自分が思う習慣したいことをリストアップしてみる。
【Twitterで習慣化したいことを宣言&報告】
→習慣化したいことを1つ決めたら、パブリックコミットメントとして、Twitterに呟くことで実践する。
一緒に住んでる家族に習慣化のことを報告するよりも、やりやすいと思うから。
→この本のレビューを書く前に「読書→アウトプット」を習慣化することを宣言しました!
#60日習慣化戦略 1日目
— 毎日革靴を履く人/サイデス (@saidesublog) May 3, 2023
「読書→アウトプット」
読みっぱなしになって、何も積み上がっていない現在の読書習慣をアウトプットしていく習慣を身につけるため、これから60日間報告していきます。今日はとりあえずこの60日間をどう過ごすか戦略を紙一枚にまとめてみました。#世界一シンプルな戦略の本 pic.twitter.com/n8XBDOzCwv
テクニック集っていうのがちょっと気になる
確かにテクニックと聞くと、
なんだか小賢しいような、ずるいような、なんか良いイメージが沸かない気もします。
著者がメンタリストのDaiGoさんっていうのも、
なんだか心を操られているんじゃないかと、不安になります。
ですが、テクニックという今すぐにでも実践できる形で、
しかもそれが50個もあるので、あとはマネするだけ。
色んな理由をつけて、
「習慣には力がある」
「そもそも習慣とは〜」などと結論を先送りするよりも、
すぐにでも習慣化したいことがある人にとっては、
これだけ実践的な形になっているほうが取り組みやすいと思います。
また参考文献が多く、種類が多いということは、自分には合わないテクニックもありそうです。
そんな感想を持った場合は、
ぜひ第1章のみ試してみては?
著者のDaiGoさんもこう言っています。
「第1章」で、習慣化の基本的かつ最強のテクニックをご紹介します。
「短期間でよい習慣が身につき、人生が思い通りになる!超習慣術」 DaiGo著
50個の中から選ぶのは大変かもしれませんが、
第1章の5個のテクニックであれば選びやすいし、全部やってもそんなに苦労はないはず。
実際僕が気になった3つも、2つは第1章のものです。
・20秒ルール(第1章)
・if thenプランニング(第1章)
・パブリックコミットメント(第2章)
まとめ
ハウツー本、自己啓発本など揶揄されて、
どこが嫌味な表現をする人もいるかもしれません。
ですが、こうしたテクニックの本や書かれている内容が悪いのではなく、
読んでも実行できない自分が自己嫌悪に陥ってしまうのを、本のせいにしている気もします。
この本は、習慣化したいことをテクニックで実践するための本です。
自分が本当に身につけたい習慣が明確な人にとっては、
宝の地図のような本です。
実際に宝の地図なんて見たことありませんが。
コメント