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【レビュー】気に入りすぎて2足買いしたビルケンシュトックジャレンとは?

僕の現在の仕事は平日勤務のサラリーマン。
職場はスーツ着用のため、毎日革靴を履いています。

そんな僕が、仕事用として割り切って買ったビルケンシュトックのジャレン。

ですが、平日はもちろん、休日にも履きたくなるほどの満足感。

今回はビルケンシュトックのプレーントゥシューズ「ジャレン」を紹介します。

目次

基本スペック

モデル名:JAREN ジャレン
価格:25,300円(税込)
アッパー:ナチュラルレザー
ソール:ラバー
カラー:ブラック(他 コニャック→明るい茶色)
メイドイン:ポルトガル

良くも悪くもとにかくシンプルなプレーントゥのレザーシューズ。

値段は少しビルケンの中では高め。
チューリッヒ、ボストン、モンタナなどの代表的歴史の長いモデルと違い、
ジャレンは近年発売されたばかりのため、定価より安く買うのは難しいです。

僕はビルケンのサイズ感は分かっているので、楽天市場のお買い物マラソンやポイントアップキャンペーンを狙って買うようにしています。

・ここが◎ポイント

○いつ履いても後悔しない履き心地。


革靴を平日に履くサラリーマンにとって、土日のお休み靴は大抵がスニーカーやサンダルではないでしょうか?

それには革靴=疲れる、仕事といったイメージがあるからでは無いでしょうか?

そんな革靴に対するネガティブなイメージをこのジャレンは払拭してくれます。

履き心地の秘密は

①インソールがおなじみのビルケンの足にあったフッドヘッドだから
 インソールは取り外し可能

②ヒールカップに柔らかな厚みを作っているから
 擦れやすいかかと部分に柔らかなクッション性

③窮屈さの無い、足にあった自然な形だから
 左は一般的なビジネスシューズ。

巷で売られているビジネスシューズのほとんどが、
爪先がシュッと伸びるようにデザインされており、歩くたびに足の指のどこかが擦れてしまいがちです。

逆にジャレンは足の形に無理のない、楕円形。
足先には常に指を自由に動かせる余裕があります。

そんなに余裕があったら、靴の中で脚が前にずれてしまうのでは?
という心配は不要。

そこにはビルケンオリジナルのフッドヘッドが足にぴったりフィットし、
シューレースで足の甲を調整すれば、履いた初日から靴ずれのない履き心地を味わうことができます。

○ビルケンらしさのバランス

ビルケンらしさとは何でしょうか?

その一つの要素が、ビルケンの足に沿ったデザインです。
親指人差し指から緩やかなカーブを描いて小指に向かっていく、足にフィットしたデザイン。
クロッグタイプのサンダルはとてもわかりやすいイメージです。

防水用に買った「スーバービルキー」

ですが、あまりにもそのイメージがつきすぎ、ビジネスにはちょっとカジュアルすぎます。

その辺りはデザイナーさんも考えているようで、
ビルケンのシューズラインはクロッグ、サンダルタイプと違い、靴の中心部にトップの高さが来るように設計されています。

ヒールには目立たないロゴ入り。
インソールはもちろん取り外し可能なフッドヘッド。

レザーシューズといえど、ビルケンらしさを出しすぎず抑えすぎず、どんな服装にも合わせやすいデザインになっています。

ここが✖︎ポイント

✖︎かかとの内側の色は嫌い。

かかとの内側、全体に関しては青色、薄青色のスエード素材。
個人的にはあまり好きではありません。
脱いだ時に見えるのはもちろん、履いてる際もちらっとブルーが見えてしまう。

インソールと同色にするか、もしくはインソールも含めて
もう少しビジネスライクに落ち着いたブラウンなどにして欲しいところ。

✖︎付属の紐は安っぽい。

レザーシューズに使われている紐の定番と言えば、ロウ引きの細めで少し艶感があるものです。
ですが、ジャレンはコットンでやや太めの丸紐。

カジュアルさを出すにはいいかもしれませんが、ややチープに感じます。

✖︎革の細やかさは無い。

左が新品 右が一度鏡面磨きしたもの

ジャランの革質は残念ながら、少しざらついた粗めな革。
磨いてみてもパリッとした鏡面磨きにはなりづらいです。

25,300円出して、この革質なら他にいくらでもいい革靴はある。

元靴磨き職人だからこそ気になるポイントです。

鏡面磨きができるキメの細かな革=いい革靴

とはなりませんが、革質重視で靴を選ぶ人にとってはデメリットかもしれません。

・まとめ

買って後悔しない人はこんな人。

・ものを減らしたいミニマリストさん。
・靴は履き心地を優先する人。
・職場で革靴マウントを取ってくる人がいない人。

正直、パッと見でジャレンに惚れ惚れしてしまうような魅力はありません!

シンプルすぎて特徴はありません。

ですが、それはあくまでパッと見のこと。 

一度履いて過ごしてみると、もう他のビジネスシューズには戻れません。
履かないと伝わりづらい地味な靴ですが、
だからこそ毎日履いても飽きないし、スーツにもカジュアルにも合わせられる
例えるなら、「お米」のようなあって当たり前の存在のジャレンをぜひ一度履いて見てください。



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この記事を書いた人

元靴磨き職人サラリーマン。
ビルケンシュトックが好き。
登山やキャンプなどのアウトドアも好き。

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